ムーシールド治療法

ムーシールド治療法という受け口の治療があります。受け口とは、反対咬合のことです。この反対咬合は、3歳児位で治療を始めることが一番良い、とされています。100人の反対咬合のうち、自然に治っていくのは、たった3人ほど、といわれています。ということは、97人はそのまま反対咬合になっていく、ということになりますよね。やはり検診等で反対咬合といわれたという場合は、3歳児あたりになったら治療に連れて行きましょうね。

このムーシールド治療法は、お子さんに痛みなどを与えない治療法です。寝ている間にお子さんの口の中に特殊なマウスピースをつけさせます。24時間は寝ていろ、といっても小さなお子さんのことです。それはちょっと無理ですよね。でも、寝ている間に入れておくことはできますね。痛みのない治療で、違和感だけですから、お子さんの負担もかなり小さいものだと思います。

反対咬合、というのは、舌の形がおかしいとか、のどが悪い、また鼻が悪くていつのまにか口呼吸になっている、という方に多いようです。お子さんがまだ小さいうちに、お子さんの様子をしっかり見ておきましょう。口をあけて呼吸をしていませんか?また近親者に反対咬合の方がいると、遺伝する、ということもあるようです。自然に治る、という少数例もありますので、検診などで、永久歯が生えるまで待ってもいいでしょう、といわれることがありますが、早期治療を行うほうが、お子さんに負担がありません。しっかり見ていただくほうがいいと思います。また成長するにしたがって、反対咬合特有の顔になっていくため、お友達からからかわれたり、ということでいじめの対象になることもあるようです。誰でもがいじめの対象となるわけではありませんが、やはり、治せるものは治しておいたほうがいい、ということになりますね。

ムーシールド治療法は、お子さんに極力負担をかけなくない、ということから生まれた治療です。早いうちに、まだ骨の固まらない筋肉の弱い時期に行っておけば、お子さんの負担もより少ないということになります。治療には、1年程度かかるようです。その後も、歯の健康も考えて、定期健診にいって、反対咬合が再発していないか?ということをよく調べてもらいましょう。女子は、15歳くらい、男子は17歳くらいまでが成長をしている時期です。しっかりその後の検診に行く、ということも、反対咬合をきっちり治す、ということにつながりますよ。